挑戦と創造Special04/銀行員の枠を超えて

金融の枠を超え
地域にコミットしていく。

Project

単に金融サービスを提供するだけが、もはや銀行の仕事ではない。プロクレアホールディングスでは金融という枠を超え、地域にコミットし、地域の明るい未来を創造することを目指している。銀行員でありながら「地元クラブチームのGM」という異色の肩書きを担う畑中の挑戦と、胸に秘めた熱き思いに迫る。

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地元クラブチームの
GMに就任

小学校から大学までサッカーに打ち込んでいた畑中は、40歳手前になった今でも仲間内で集まりサッカーを楽しむ、根っからの「サッカー好き」だ。しかし銀行員として、サッカーに携わる仕事、しかもGM(ゼネラルマネージャー)に就任するとは想像もしていなかった。「出向の話をいただいた時、未知の仕事への不安よりも、新しい業務に挑戦できることへの期待が勝りました。せっかくのチャンスなので、全力でやってみようと」。銀行からの出向という立場で、クラブチーム「ラインメール青森」に新しい外部の風を吹き込むと同時に、プロクレアホールディングスとして地域にコミットし、サッカーというツールを通じて地域貢献を実現するという使命を与えられ、畑中の挑戦は始まった。
現在のミッションは、チームがJFLからJ3へ昇格すること、つまり「Jリーグ」のカテゴリーに参入することだ。そのためには、「年間順位」達成、「観客動員数」の基準値クリア、各ステークホルダーからの協力を得て付与される「Jリーグ入会ライセンス」取得が必要となる。簡単な目標ではないことは明白だが、かつてプレーヤーだった経験と、銀行員として培った経験を活かし、力を尽くそうと決めた。

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地域とどう関わるか
J3昇格に向けた課題

就任してまず驚いたのは、多岐にわたるGMの業務だ。選手補強・強化やスタッフの人事、各種稟議書・企画書の確認、また試合会場設営やアウェー戦帯同による全国出張などもあり、これまでデスクワーク中心だった銀行業務とは180度違う世界が待っていた。しかし、「一企業の現場でここまで多くのことを学べる機会は滅多にない」と、限られた時間の中で吸収できるよう必死に喰らいつく日々だ。
地域との関わりという面では観客動員数を増やす活動にも注力。「ラインメール青森」という名前は聞いたことはあっても、選手の名前を知っている、試合を見たことがあるという人はまだまだ少なく、Jリーグ入会のために必要な「ホーム戦平均観客動員数」というハードルは高い。清掃活動等の地域活動への参加や小学校でのサッカー教室の開催などを通じて、選手と地域の人々が触れ合う機会を増やすなど、もっと地域に踏み込んだ活動をしなければならないと思案する。

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共に発展する
運命共同体として

ミッション達成に向かい奮闘する中で、気づいたことがある。地方銀行と地方のクラブチームには共通点があり、どちらも活動のフィールド(地域)があって初めて成り立ち、地域とは運命共同体であるということ。「クラブチームは、自治体や学生を巻き込み、スポーツ教育活動を行うことでまちづくりに貢献できます」。地域と深く関わることで互いにwin-winな関係を構築し、地域に根差した活動を行っていくことこそ、畑中が目指すクラブチームのあり方にふさわしい。
「プロクレアホールディングスとして、私のように金融という枠を超えた挑戦は今後増えていくはずです。そして、その根底にある思いは、『地域とともに発展していく』ということ。挑戦を通じて地域とともに成長していくことが我々プロクレアホールディングスの存在意義です」。そう語る畑中は、まっすぐとサッカーグランドを見ていた。

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株式会社ラインメール青森フットボールクラブ GM(事業統括部長)/畑中 裕介
株式会社ラインメール青森
フットボールクラブ GM(事業統括部長)
畑中 裕介 Hatanaka Yusuke
2007年入行
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